私は、機械工学を学び、物理の世界からゴルフ道具を考えています。
世界の最高レベルである日本の金属材料工学と開発から生まれた高品質素材や鍛造、鋳造技術はアメリカ人や外国人には真似の出来ようのないこだわり文化を持つ日本人独特の人間性にあります。
36年前、米国に来た時に、日本向けのクラブは42.5インチで、アメリカ向けは
43インチでした。まさにジャックニクラウスやトムワトソン、トムカイトの全盛期でした。未だパーシモンの時代でした。パワービルト、リンクス、マクレガーの全盛期で、クラフトマンシップで職人さんたちが造っていた最後の時代であったように思い出します。
其の頃は、日本への米国製ゴルフクラブには30%の関税が掛かっていました。日本でゴルフクラブを買うのとアメリカで買うのと比較したら、航空券を買えるほどの価格差があったのです。
そして、ゴルフクラブに関税が無くなったら、アメリカ製品が4割も5割も安く手に入るようになりました。
この頃は、日本人の60歳〜80歳の熟年ゴルファーは明治大正生まれの人間でしたので、164CMを基準にクラブを作っていました。これが日本人サイズでした。其の頃米国での男性の平均身長は170.9CMでした。可笑しな事をしてるなと思った其の頃、私は22歳でした。
現在は日本人171CM、アメリカ人178CM.しかし、全国のアメリカ人を無視しゴルファーや特にカリフォルニアでのアメリカ人の平均身長はアジア人やメキシカンが多く、クラブメーカーの数値から割り出すとアメリカ使用のクラブには日本人の体格を十分考慮した設計になっています。
日本のゴルフ業界では、日本製クラブの付加価値を高める為の努力をしてきました。
高い価格=優秀高品質製品=日本製品=高収益=40歳_70歳向け
この様な仕組みになってしまっています。
しかし、日本人仕様の物はアメリカPGAツアーでは通用しないのは、日本人ゴルファーも良く知っています。
日本の材料を使って、アメリカ仕様で組み立てて、日本の若者にはゴルフをして欲しいですね。。
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